蒔絵の技法以外で絵を表現できないか?

蒔絵とは違う方法で、もっと現代的な絵を表現する方法を実験。

多くの人が馴染みのある”印刷されたモノ”に近い表現を模索。
職人さん的には「これは完全に失敗作」だそうです・・・
私が(例大祭8に間に合わせる為)白漆がまだ完全に乾いていない状態で磨きをお願いしたからなんですけどね・・・。

諸元

30cm×20cm の木板に、両面、黒漆塗。人物や人魂、彼岸花などは白漆。

漆板 ひときわ目を引く大きな月。
地色が黒漆なだけに、よりそのコントラストが表現されます。

本来、白漆は神社仏閣系ではほとんど使われる事がありません。
(漆器系には使う地方もありますが、珍しい部類です)
この白漆、何やら調合が難しいらしく、あまり”面”として塗るのはオススメしない、と職人さんに言われましたが、強引に塗ってもらいました(ぉぃ
漆板 三途の水先案内人。
「現世に彷徨う魂を冥府へ導く」その死神としての役割通り、いくつかの魂を連れています。

暗い三途の川の畔に浮かぶ白い人魂・・・。
この人魂は渡し賃を小町に払えたのでしょうか・・・?
漆板 そして、三途の川と言えば「彼岸花」です。小町の足元に咲く彼岸花。
この花の部分だけ朱漆で色を変えようかとも話をしていたのですが、例大祭に間に合わなさそうだったので断念しました(>_<;

彼岸花は本来もうすこし白色(カフェオレ色)だったんですが、かなり磨き用の漆が残ってしまいました。
職人さん 職人さんの作業場で、「これは失敗したわー」と言いながら見せてくださった時です。

この方法で絵を描いた場合は、黒漆の上に白漆が乗っているわけですが、そのまま乾燥すると手で触った時に”ザラツキ感”を感じてしまうんですね。
それを滑らかにする為に、磨ぎ漆を塗って、墨や細かい布・指などで磨くのですが・・・。
(例大祭に間に合せる為に)
今回は、白漆が完全に乾く前に磨ぎの作業に入ってしまったのです・・・。(ノ´o`)