和菓子の技法で、キャラクターを表現すると?

現代でも、和菓子には芸術作品としての側面も要求される。
夏の和菓子であれば、涼を感じさせるために葛などを用いて透明感ある作品に仕上げるといった具合に、季節感の表現一つにも材料を吟味する。
特に精巧に作られる工芸菓子と呼ばれる分野もあり、食用可能な和菓子の材料で花鳥風月の世界を表現する。

京都の和菓子は、宮中や公家、寺社、茶家に納められる事で洗練した発展を遂げ、普段の菓子も年中行事ごとに様々なものが食べられた経緯から多彩に展開し、その伝統が今日の京菓子に反映されている。

今回は、この技術を使い、日本古来の表現方法を用いて、キャラクターをどこまで抽象化できるかを実験した。

ちなみに、上生菓子は本来、茶会などで(その日のうちに)食される為、賞味期限は約24時間と短い。

和菓子 和菓子 和菓子
モチーフは、すくすく白沢
写真ではわかりにくいが、淡い緑が見事に表現されている。
ぬいぐるみと並べると、リボン代わりの練り切りがアクセントとしてよくわかる。
横から見ると、中央を凹ませて角を表現してしている。
和菓子 和菓子 和菓子
モチーフは、すくすく白沢(けーね)
白から薄い青に変化する見事なグラデーション。
ぬいぐるみでも自己主張が激しい帽子部分が、丸く凹ませた部分と、中央に置かれた練り切りで表現されている。
和菓子 和菓子  
漆塗「博麗神社銘々皿」隅折型に盛り付けてみる。
皿の柄が霊夢のリボン柄なので、まさに「博麗神社のお茶会」の雰囲気。
中は白餡なのだが、和菓子独特の甘すぎない、上品な甘味である。
自然な甘味なので、茶会としてはもちろん、緑茶や紅茶と合わせても楽しい。